2021年3月28日
復興支援プロジェクト「WAKU!WAKU!2021」開催
2021年3月9日(火)、東日本大震災から10年の節目に、2011年度生まれの地域の子どもたちに思いっきりスポーツを楽しんでいただき、未来へと元気をつなげる復興支援プロジェクト「WAKU!WAKU!2021」を開催いたしました。
特別ゲストに仙台出身のフィギュアスケート選手本郷理華さん、ベガルタ仙台の菅井直樹さんを迎えて、アイスリンク仙台でのスケート教室、MIFA Football Park仙台でのサッカー教室を1日で体験、子どもたちは元気いっぱいにスポーツを楽しみました。
スケートとサッカーの間にはお楽しみのランチタイム。WILD BEACH仙台のランチボックスを美味しくいただきました。
また、三井不動産グループである第一園芸株式会社より色とりどりの花で作られた「希望の虹のオブジェ」がプレゼントされ、未来への希望を託し、子どもたちの手によって完成させることができました。
「スポーツを通じて、地域とつながる、人とつながる、未来とつながる」
三井不動産SPORTS LINK CITY FUN-TE!から、子どもたちの元気を未来へとつなげるプロジェクトとなりました。
【子どもたちからのメッセージ】
本郷選手の演技に感動!
大沼夏羽瑠(かうる)くん(9)
本郷理華さんの演技がすごくきれい。スピードも速くてかっこよかったし、目の前で見られて感動した。スケートは初めてだったけど、バックやスピンに挑戦できて楽しかったです。回るときのコツは、両手を広げてから体の前で合わせることと、膝も曲げておいてギューンと伸ばすこと。もっと練習したらもっと上手になれそうだから、また滑ってみたい。
家族に自慢する!
髙橋結芽(ゆめ)ちゃん(9)
最初は壁を持たないと立てなかったけど、教えてもらううちに自分で滑れるようになった。何回も転んだけど平気。毎日スケートしたい、ここに住みたいくらい楽しかった! 本郷理華さんが滑るところは、フォームがきれいで脚がピーンと伸びていて、すごかった。帰ったら家族に自慢するよ。
ゴールが決まったよ
國井友喜くん(9)
サッカーはあまりしたことがなかったけど、面白かった。ベガルタ仙台の選手だった菅井コーチと一緒にできてうれしかったです。シュートは足の甲で蹴るといいと教えてもらって、その通りにしたらゴールできたんだ!
緑のコートがきれい
兼子ななみちゃん(8)
サッカーボールを蹴ったことはあるけど、こんなにきれいな緑色の芝生でやるのは初めて。たくさん走って、たくさん蹴って、楽しかった。お弁当は好きなおかずが入っていておいしかったです。またここに来たいな。
【特別講師からのメッセージ】
スケートの楽しさ実感して
フィギュアスケート 本郷理華選手
5歳の頃から通った思い出のリンクで、子どもたちと一緒にスケートができて感動しました。自分が小さかった頃、くるくる回ることに憧れたので、今日はみんなにも「回って楽しい」を体験してもらいたくてプログラムに入れました。喜んでくれてうれしかったです。
参加した子どもたちを見て、震災から10年という時間を感じました。大変なときに生まれ、ご家族も大変だっただろうと思う。元気に大きくなったことを頼もしく感じました。大好きな仙台で、少しでも力になれたなら光栄です。
失敗恐れずチャレンジを
ベガルタ仙台 菅井直樹さん
とても元気な子どもたちで、僕も楽しめました。サッカーの楽しさ、ボールと遊ぶ面白さを感じてもらえたらうれしいです。本気でサッカーをやろうとすると、困難な壁にぶつかることもあると思う。何度失敗してもいいから、どんどんチャレンジしてほしいです。挑戦を続けるうちに、難しさを超える面白さを見つけられるから。
コロナ禍で我慢しなければならないことが多い日々。子どもにとってはつらいと思います。でもマスクを外して思いっきり遊べるときが必ず来るから、今できることを頑張ってほしいです。
【関係者からのメッセージ】
子どもたちの笑顔で家族に元気を
アイスリンク仙台
阿部奈々美コーチ
現役で世界で闘う本郷理華選手の演技を目の前で見たことは忘れられないのではないでしょうか。そのスピード、迫力、美しさを体感して、またいつかテレビで本郷選手の活躍を見たときに感動を思い出すでしょう。
コロナ禍で体を動かす活動が制限される中、初めてのスケートにチャレンジして、マスク越しにでも歓声を上げることができた。楽しかった思い出を家に帰って話し、その笑顔を見てご家族が幸せな気持ちになる、そうして元気の輪が広がることを願います。
協力して達成する喜び
MIFA Football Park 仙台
楠瀬美潮さん
みんなの弾ける笑顔が印象的でした。サッカーをしている子も初めての子も、みんな思いっきり楽しんでくれました。一人ではできないことが、みんなで協力すると実現できるのがチームスポーツの面白さ。スポーツを通して人と人のつながりや、夢を達成する喜びを感じてもらえるとうれしいです。
2011年度生まれのみんなは震災の記憶はない世代。気負う必要はないと思いますが、震災の教訓を知って学んで、伝えていってほしいと思います。
子どもの喜ぶ顔を
WILDBEACH SENDAI URBAN OUTDOOR GARDEN
伊藤淳店長
今日は子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら、お弁当を作りました。「おいしかった」と言ってもらえてうれしいですね。
震災直後、東京から仙台へ駆け付けて炊き出しをしたときのことが忘れられません。仙台で店を持つことができ、感慨深いです。「街なかのビーチ」で気軽に非日常を楽しんでもらえる店にしていきたいです。
未来へかける虹をイメージ
第一園芸株式会社
高田玲さん
夢のあるイベントにふさわしく「未来へかける虹」をイメージしてアレンジしました。子どもたちに喜んでもらえるよう、ビビッドな明るい色使いです。ひまわり、バラといったなじみ深い花の他、青りんごやイチゴなど身近なフルーツも使いました。最後の仕上げは子どもたちが好きなところに花を挿してもらいました。楽しい一日の思い出に花を添えられればさいわいです。